「免疫を上げよう!」の言葉に勘違いしない

こんにちは。
自粛中、テレビやSNSを
あまり見ないようにはしていますが、
たまに開くと、、、
やっぱりお見かけしますね、
「コロナ便乗商法」!!笑笑

■「免疫アップ」という言葉に注意!

新コロ騒動によって
皆さん、健康意識が
高まっているので、
つい「免疫アップ」というワードに

飛びついてしまうのではないでしょうか。

 

コロナに負けないように
免疫力をアップ!

 

免疫力を上げる食事法

 

とか、
いろいろお見かけしますね。笑笑

 

免疫というのは、
身体に備わっているシステムのことです。

 


何かをちょっと変えただけで
変わるものではないし
そう簡単に上がるものではありません。

 

はっきり書いておきますが、
免疫力の評価法や
体温が上がったから免疫がアップする
ということに、
実は、医学的根拠はないのです。

 

「免疫学」って
医学の中でさえも
難しい
とされている科目の一つだそうですよ、
一般人に理解できるわけがない。笑

 

でも話が終わってしまうので、
ものすごーく

わかりやすく書きますね。

■そもそも免疫って何??

一般的に
免疫と呼ばれているものは、
身体に備わっているシステムのことです。



免疫システムというのは、

体内の異物(自分以外のもの)を
リンパ球が排除しようと反応すること
です。

 

異物と認識して
排除しようとするパターンが
いくつかあります。

 

まず一つは、
ウイルスや細菌、寄生虫など、
病原体とも言います。
これらを排除しようと
身体が反応するのは
イメージできますよね。

 

そして二つ目は、
臓器移植や骨髄移植などの際に
拒絶反応が出てしまう場合。
これも、自分以外のものを
排除しようとして起こる反応です。

 

そして三つ目、癌もそうです。
癌というのは、
自分の細胞がエラーを
起こしている状態なのですが、
自分の細胞であっても
通常の自分では無い
と認識されてしまうことで
排除しようと攻撃してしまうのです。

 

ここまで、
ご理解いただけますか?

 

免疫のシステムは
良いとか悪いとか見分けるのではなく、

とにかく「異物」と
認識したものを
攻撃して
身体を守ってくれているのです。

■免疫システムがエラーを起こすとき

免疫システムが
正常に働いていれば
その結果、病気が治っている
ということがあります。

「自然治癒力」とも言いますね。

 

ですが、このシステムが
正常に働かない場合も
あるのです。

 

免疫力は、言い換えれば、
攻撃力みたいなものなので、
実は、上がりすぎても
良くないんです。

 

なんでもかんでも
攻撃すればいいってもんじゃないよね、
ってことです。

 

免疫力が上がりすぎてしまうと
「自分」を
攻撃してしまう場合だってあるんです。

 

間違って、
正常な自分を攻撃してしまう現象は
自己免疫疾患と呼ばれています。
リウマチや膠原病等ですね。

 

それから、
いちいち反応しなくて良いものに
反応してしまう場合、
それがアレルギーやアトピー、花粉症です。

 

単純に免疫力を
上げればよいという考えは
浅はかだということ、
ご理解いただけたでしょうか。

■今、できること

免疫力は上げ過ぎても、
下がりすぎてもダメで、
うまくバランスのとれた
丁度よい加減で保つのが一番なのです。

 

今回の新コロ騒動の中で
免疫を上げましょう!
とあちこちで言われています。

 

もちろん、
間違いではありません。

 

免疫システムを正常に保っておけば、
もし、感染したとしても、
回復が早くなる
という点での対策になるからです。

 

ですが、
免疫力を上げればいいという
単純なことではないですよ
ということを
どうぞご理解くださいね。

 

ポイントは
バランス、中庸が大事ってところです。

 

免疫システムに限らず、
身体に備わっている機能が
必要に応じて働くようにしておく、
これが「健康管理」なのです。

 

何か、特別なものは
必要ありませんし、
お金もかかりません。

 

今できる
新コロ感染予防は、
外出を控える、うがい、手洗い
です!

 

感染しても早く回復するよう
免疫システムを整えておくための方法は
生活習慣の見直しです。
適度な運動、
食生活、
質のよい睡眠
やっぱりこれら最強説なのです。

 

くれぐれも、
コロナ便乗商法に

引っかからないように
ご注意くださいね。笑笑

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