最近、改めて「エステティック」とはなんなのか?ということを考えることが多くなりました。
自分が提供したいものと、お客様が求めているものがかけ離れていると感じることがあるので、改めて書きとめておきたいと思います。
私は、エステティックのトリートメントは「定期的に受けていただくもの」ということを前提としています。
女性は特に、カラダや心の状態が環境や気候、生活リズムによって繊細に影響を受けやすいですよね。
ですから定期的なサロンケアにより、健やかな肌やカラダの状態を保ちやすくなります。
エステティックの技術というのは、マッサージ屋さんでカラダを揉みほぐしたり、クリニックでスキンケアをするのとはまた別で、「ほぐすこと」「流すこと」も「スキンケア」もどれも一度に、同時に行うことができます。
例えばオイルを用いたエステティックの技術というのは、エステティシャンの技術の中で最も優れたもので、
特にドレナージュというテクニックは、血液やリンパ液の流れなどの循環促進はもちろん、筋肉の各レイヤーにも細かくアプローチすることができるのです。
直接お肌に触れながら、お客様のお身体の状態を察知したうえで、自由にカラダの隅々まで行き渡らせることのできる素晴らしいものです。
sakuraでは、限られた時間の中で最大限に効果を出す為に、ハンドによるトリートメントをメインに、最新のマシーンを組み合わせた、ハイブリッドなメニューもご用意しております。
そして、誤解を恐れずに言いますが、エステサロンで「痩せられる」と思っている方がとても多いのですが、実際は、カラダのコリ、張り、むくみなどを解消することによって、見た目のサイズや形を変え、ボディのラインをつくったりしています。
それらが、治癒力アップ、健康的な肌やカラダづくりの補助になっていますし、やるのとやらないのでは全く見た目の仕上がりが違ってきます。
さらに「美」にフォーカスしてアプローチするのがエステティック技術の醍醐味だと思います。
先ほども少し触れましたが、エステティックトリートメントでは様々なアプローチを一度に行うことができるのです。
お肌やカラダに直接触れるケアでリラックスしていただき、緊張を解き、緩ませ、免疫をアップさせ、接客では専門知識をわかりやすく説明し、トークで気持ちを明るく前向きに転換し、身も心も元気を取り戻してお帰りいただくことができます。
これらはほんの一部で、エステティックにはたくさんの可能性がつまっていると私は思っています。
そして、「エステサロン = やってもらう場所」として自分を甘やかす場所と勘違いしている方も多いのですが、エステサロンに行くことがご褒美だなんて考えは、もう時代遅れだと思うのです。
もちろん目的は人によってそれぞれ自由ですが、エステティックは、お客様ご自身の「自己管理」「メンテナンス」の一部であると私は思っています。
貴重な時間とお金、労力を自分に投資してメンテナンスをし、本来の自分を取り戻していく、、、そう考えると、定期的に継続的に通うほどよいということが、ご理解いただけるのではないでしょうか。
エステサロンに通っているからといって意識が高いとかえらいわけではないですし、
かといって、こそこそ隠れていくものでもないですし、恥ずかしいものでもありません。
特別で贅沢なものでもないとも私は思っています。
サロンに通うとか通わないは別としても、「お金も時間も労力も自分自身にかけてメンテナンスすること」は、とても価値のある投資となりますし、自分を丁寧に大切に扱うことにもなるので、女性はぜひ自己管理を習慣にするべきだと思います。
ぜひ、エステサロンでのケアは、ご褒美や特別なものではなく、「自己管理の習慣を身につけるためのもの」として楽しんでいただけたらと思います。